再出発

先日、記事で
第３の人生って書いたけど、
本当に
人生は何が起こるか分からない。


夫は職を失いました。
いえ、今月中には失うでしょう。


先週末は、まるで
夢のように現実味のない現実に
私はパニックになりました。


夫、息子、私。

それぞれが、ぎりぎりの所で
踏み留まっていた気持ちが
この事を機に
ガラガラと音を立てて崩れました。


３人で”うまくやっていた”
と、思っていたこの２年間。
でもね、本当は違った。


アスペルガーの傾向をもつ息子の
想像以上の孤独感。
それを私たち夫婦は理解していなかった。


前から、一度は３人で向き合い、
これからの事を話さなきゃ、そう思っていて、
それが、昨夜だったんだね。


息子は堰を切ったように
２８年間生きてきた想いを吐き出しました。


全ては子供の為と
親の発した言葉や行動が、
時には子供を萎縮させ、苛立たせ
ついには、愛されていないと思わせた。


その事を知りました。
悲しかったけど、良かったと思う。
今、知ったから。


そして、
「君を愛しているんだよ」
って事、
息子も分かってくれました。


職を失う事は残念だけど、
もう落ち込んではいません、誰も。

それ以上に、
昨夜話せた事が、気持ちを軽くし、
可笑しいけれど、スッキリしてます。


明日から、それぞれが
前向きに生きていきますよ。

何だか、取り留めのない記事ですね。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

タグ：家族　人生

絵画教室も６年目

夫はアーリーリタイア後は
色々な公募展へ出品しながらの生活でした。


そして２年目に
「一枚の檜」の絵画展で賞を頂き、
３年目からは、思い切って絵画教室を開きました。


絵だけの生活はさすがに無理で、
現在は市の嘱託として勤めながら、
週末に教室で教えています。


私も習い始め、
思いがけなく、老後の趣味も出来ましたよ。


生徒数は少ないけど、楽しく描いています。

昨年からは中高生が増えて、
一般の方と一緒に和気あいあいとしてます。


今年は公募展に入選する方が続き、嬉しい年でした。
今は美大受験生がいて、合格発表待ちです。


私は最初は、”一人でも生徒は多く”、
と習い始めたのですが、今では週一の教室が楽しみ～。


先週の教室で完成しました。

こーんな感じの絵を試行錯誤中です。





来年は私も公募展に挑戦するつもり。
まぁ、だめもとでね。


早期退職してから、
じゅーぶんに現実の厳しさを味わったけど、
今となっては、夫の為にも良かったと思ってます。

これからの人生、
今までの分を取り返すべく、生きていきますよ～。

タグ：アーリーリタイア　絵　教室　公募展　趣味　生徒　美大

西陣織 ネクタイ 成人式

息子は今日も
西陣織のネクタイを締めて面接へ向かった。


私達夫婦は昨年奈良・大阪・京都へ旅行し、
息子への土産に西陣織のネクタイを選んだ。

いつか息子が
このネクタイをつけて
通勤する事を願いながらね。


息子は成人式はとっくに過ぎていて、
大学生活に躓き、
就職するも挫折の繰り返しだった。


単なる怠けややる気のなさではなく、
息子が生まれながらに持っている
その個性に私達は気づけなかった。


小学１年生の時のIQでは天才級。
私は知らず知らず、息子に
過大な期待をかけ続け、息子を追い詰めていた。


その事を理解したのは、
息子が大学を留年、中退という
思っても見なかった結末を迎え、実家に戻ってきた時だ。


遅いよね。


もう少し早く気づいていれば、
息子には今とは違った人生があったかもしれない。


だけど、考えても過去には戻れない。
息子が我が家に帰ってきて今年で３年目。


今春から得意のPCでの仕事を開始した。
でも、それだけではまだまだで、
自分からハローワークに行き、バイトを見つけ行っている。


やっと、気持ちが外へ向くようになり、
今はそれだけで本当に嬉しい進歩だと思ってる。


夫と決めた。
過去を振り返らない。
悲しまない。(悲しむ必要はない。）
今出来る事をやる。


もうすぐ今年も終わる。
来年はきっと良い年が待っている、
そう信じて今を過ごしています。


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